amazon
twitter
facebook
instagram
youtube

■お問い合わせはこちら
https://www.okamuragroup.co.jp/contact

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説 | デンタルフロスのオカムラ(OKAMURA)

  • HOME
  • COLUMN
  • 研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説 | デンタルフロスのオカムラ(OKAMURA)

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説

「研磨剤入りの歯磨き粉はよくない」と耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

とはいえ研磨剤入りの歯磨き粉は国内でも販売されており、禁止されている成分ではありません。
研磨剤入りの歯磨き粉にもメリットはありますが、目的使用頻度を正しく理解することが大切です。

この記事では研磨剤のメリットや「よくない」と言われる理由、研磨剤入り歯磨き粉の使い方について解説します。

毎日研磨剤入りの歯磨き粉を使っている方や購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

 

研磨剤配合の歯磨き粉はよくないの?メリットとデメリット

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説

研磨剤配合の歯磨き粉について、メリットとデメリットを解説します。

 

研磨剤入りの歯磨き粉を使うメリット

研磨剤入り歯磨き粉を使うメリットは、以下の通りです。

  • エナメル質に付着した着色汚れを落とすことができる
  • 歯を“ある程度”白くすることができる

研磨剤は歯の表面を研磨することで、エナメル質についた着色汚れを落とす効果があります。

エナメル質とは歯の表面の組織のことで、人体の中で一番硬く、口に入れたものの熱さや冷たさといった刺激から歯を守っています。

タバコのヤニやコーヒー・ワインなどの着色汚れはステイン(着色汚れ)といい、ブラッシングだけで簡単に落とすことができません。

研磨剤は、歯の着色汚れを効率的に除去できる点がメリットです。

研磨剤で歯の表面を削ることで着色汚れが落ち、ある程度歯を白く見せる効果も期待できます。
ただ、歯科クリニックで受けるホワイトニングのような漂白効果はありません。

 

研磨剤入りの歯磨き粉を使うデメリット

研磨剤入りの歯磨き粉を使うデメリットは、以下の通りです。

  • 長期使用・過剰使用で歯のエナメル質に悪い影響がある
  • 歯周ポケットに入り込み炎症を起こすリスク

研磨剤入りの歯磨き粉が「よくない」と言われる最大の理由は、使いすぎることによるエナメル質への悪影響です。

研磨剤は細かな粒子で文字通り歯の表面を研磨するので、着色汚れを物理的に落とすことができます。
しかし、同時に歯のエナメル質も研磨するので少しずつ摩耗する可能性があります。

歯のエナメル質の下には、神経につながる無数の穴を持つ象牙質があります。

研磨剤入りの歯磨きでエナメル質が徐々に薄くなると、象牙質が露出し神経に刺激が伝わりやすくなってしまい、知覚過敏を引き起こす恐れがあるのです。

日ごろ寝ている間などに歯を食いしばる癖がある人は、そもそもエナメル質が傷んで削れやすくなっています。

そのような方が研磨剤入りの歯磨き粉を長期間使うと、より歯へのダメージが深刻です。

<関連記事>
歯のエナメル質の5つの修復方法と傷つけない歯みがきのポイント

また研磨剤は水に溶けにくい性質があります。研磨剤入りの歯磨き粉でブラッシングすると、お口の中に残りやすく、歯周ポケットに入り込んで炎症を起こすリスクもあるのです。

歯周ポケットとは歯と歯茎の間に汚れが溜まり、溝部分が深くなった状態のことを指します。
歯周ポケットが深くなるほどに、歯周病リスクを高めたり口臭につながったりします。

 

研磨剤入りの歯磨き粉が向いている方と適切な使用頻度

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説

研磨剤入りの歯磨き粉が向いているのは、お茶や紅茶、ワインをよく飲む方や喫煙者の方です。
歯の表面に着色汚れが付きやすく、研磨剤入りの歯磨き粉が効果的といえます。

研磨剤入りの歯磨き粉は、毎日かつ長期間の使用はエナメル質を削ってしまうのでおすすめしません。
適切な使用頻度はその方の生活習慣や歯の質で変わりますが、目安として週に1~2回程度です。

研磨剤入りの歯磨き粉はあくまでもスペシャルケアとして、少量を歯ブラシに乗せて、優しく磨くようにしましょう。

歯の汚れが気になった時は、歯医者さんでケアを受けたほうが効果的です。

専用の機械で歯をクリーニングするPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)なら、歯垢はもちろん歯石も除去できます。

 

歯磨き粉に配合される研磨剤の名称について

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説

スーパーやドラッグストアで販売されている歯磨き粉は、研磨剤入りのものも研磨剤なしのものも一緒に並んでおり、自分で見極める必要があります。

歯磨き粉のパッケージには、研磨剤が配合されていれば「研磨剤」「清掃剤」と記載されることが多いですが、以下の成分名で記載されていることもあります。

  • 炭酸カルシウム
  • 無水ケイ酸(シリカ)
  • 炭酸水素ナトリウム
  • リン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)

歯磨き粉を選ぶときに研磨剤の有無が気になった時は、ぜひ上記の成分名を参考になさってください。

 

研磨剤入り歯磨き粉に歯のホワイトニング効果はない

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説

研磨剤入りの歯磨き粉を使う理由が歯のホワイトニングなら、それはあまりよくない使い方です。
研磨剤入りの歯磨き粉は、歯のホワイトニング効果は期待できません。

最近はデンタルケアの意識が高い方も増えており、芸能人をはじめとして歯を白くする方が増えています。
本来の歯よりも白くしたいなら、歯医者さんでオフィスホワイトニングホームホワイトニングを受けるしか方法はありません。

歯のホワイトニングとは、漂白のことです。
歯の漂白には過酸化水素という成分が必要ですが、国内では歯医者さんしか取り扱うことができない成分で、市販されている歯ブラシや歯磨き粉には配合できないルールとなっています。

研磨剤入りの歯磨き粉でエナメル質の表面汚れが取れた時、「歯が白くなった」と感じます。
しかし、それは表面の着色汚れが取れて本来の白さになっただけで、ホワイトニングのように漂白されたわけではありません。

「もっと白い歯にしたい」と研磨剤入り歯磨き粉でブラッシングを続けるとエナメル質を傷つけすぎてしまい、エナメル質の下にある象牙質が露出します。

象牙質は本来黄色がかっているので、エナメル質が薄くなることでより歯が黄色く見えてしまいます。

また研磨剤で歯のエナメル質に傷ができると、汚れが入り込みやすくなり、汚れが溜まりやすくなるという悪循環も起こるので気を付けましょう。

<関連記事>
歯ブラシにホワイトニング効果はあるの?セルフケアと注意点をご紹介

 

【目的別】歯磨き粉選びでおすすめの成分

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説

販売されている歯磨き粉の種類は多く、自分のお口のお悩みに合わせたものを選ぶことが大切です。
ここでは3つの目的別に、それぞれでおすすめの成分を解説します。

 

1.エナメル質の修復や虫歯予防には「フッ素」がおすすめ

フッ素は歯のエナメル質の修復や虫歯予防に最も効果的です。
エナメル質を強化して再石灰化を促進することで、虫歯菌によるダメージを防ぐ効果が期待できます。

またフッ素は酸の生成を押さえ、虫歯菌の活動を抑制する効果もあります。

歯磨き粉選びでフッ素を重視するならフッ素濃度1,000ppm以上のものが推奨されています。

フッ素配合の歯磨き粉では、フッ化ナトリウム・モノフルオロリン酸ナトリウムが含まれた商品が一般的です。

<関連記事>
フッ素入り歯磨き粉も虫歯予防に効果的!使い方と安全性を解説します

 

2.歯周病菌対策におすすめの成分

歯周病対策を重視して歯磨き粉を選ぶなら、クロルヘキシジンイソプロピルメチルフェノール(IPMP)が配合されたものがおすすめです。

これらや抗菌作用があり、歯茎の炎症を抑えることで歯周病の進行を防ぐ効果が期待できます。

<関連記事>
歯周病に効果的な歯の磨き方とは?磨く回数やおすすめアイテムを解説

 

3.歯のホワイトニングにおすすめの成分

歯を白くしたい方は、以下3つの成分が配合されたものがおすすめです。

  • ハイドロキシアパタイト
    歯のエナメル質に近い成分。研磨剤の1種であるものの、歯の表面の傷を埋めて修復し、歯の表面を滑らかにすることで歯垢や着色汚れの再付着を防ぐ効果が期待できる。
  • ポリリン酸ナトリウム
    歯の表面をコーティングして、汚れを浮かせたり再付着を予防したりする働きがある。
  • ポリエチレングリコール
    成分表ではPEG400などと表記される。歯の表面の着色汚れを浮かして落とす働きがある。

歯磨き粉の成分は種類が多いですが、それぞれの効果を知ると自分のニーズに合った歯磨き粉を選ぶことができます。

 

毎日しっかりデンタルケアしたい方におすすめのデンタルケアアイテム2選

研磨剤入りの歯磨き粉を毎日使うことはおすすめしませんが、歯の汚れや歯石の原因になる歯垢を残さないように毎日セルフケアすることは大事です。

ここでは毎日のデンタルケアにおすすめのアイテムを2種類ご紹介します。

 

1.お気に入りが見つかる!デザイン豊富な歯ブラシ「COLORPPO(カラッポ)」

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説

デザイン性と機能性を兼ね備えた歯ブラシ「COLORPPO(カラッポ)」は持ち手のデザインが40種類以上あり、自分のお気に入りが見つかる歯ブラシです。

ヘッドは薄型で小さめなので奥歯までしっかり磨くことができ、磨き残しを減らすことができます。

ぜひお気に入りの柄の歯ブラシを探してみてください。

→「COLORPPO(カラッポ)」の商品ページをチェックしてみる

→「COLORPPO(カラッポ)」の商品販売ページはこちら

 

2.防弾チョッキにも使われる強化繊維を使ったフロス「FLOWERI(ふわり)」

研磨剤入りの歯磨き粉はよくないの?メリット・デメリットと使用頻度を解説

お口の汚れを除去するためには、歯ブラシだけでなく歯と歯のすき間に有効なフロスの併用がおすすめです。

オカムラのデンタルフロス「FLOWERI(ふわり)」は防弾チョッキにも使われる強化繊維を極限まで細くして束ねた糸を使っており、切れにくさにこだわりました。

フロスの糸には抗菌成分であるクロルヘキシジンフッ素を配合しており、名前通りふわふわとした糸が特徴です。

フロスはすぐ切れるから苦手という方や、フロス初心者の方にも大変おすすめです。

→「FLOWERI(ふわり)」の商品ページをチェックしてみる

→「FLOWERI(ふわり)」の商品販売ページはこちら

 

まとめ

研磨剤入りの歯磨き粉について、メリットや「よくない」と言われる理由、使用方法をご紹介しました。

この記事をまとめます。

  • 研磨剤入りの歯磨き粉は、歯の表面を研磨して着色汚れを落とす効果が期待できる
  • 研磨剤入りの歯磨き粉は歯のエナメル質が摩耗するので、毎日・長期間の使用はおすすめしない

研磨剤入りの歯磨きは着色汚れに効果的な反面、歯の表面を削るというデメリットがあります。
この特性を理解した上で、週に1〜2回などのスペシャルケアとして使うことをおすすめします。

歯をもっと綺麗に磨きたい、デンタルケアを見直したいという方は、ぜひオカムラの商品をチェックしてみてください。

毎日のデンタルケアが楽しくなるような、品質の高い歯ブラシやフロスを取り揃えております。

→OKAMURAのデンタルケアグッズをチェックする