2025/05/26
「歯並びが悪いから、磨き残しが心配」
「歯並びが悪くて虫歯が増えてしまった」
とお悩みの方へ。
歯並びが悪い方は歯のすき間が多く、汚れが溜まりやすくなります。
歯磨きが行き届かないと決まったすき間に汚れが蓄積され、虫歯などお口トラブルにつながってしまうのです。
歯並びが悪い方は、歯磨きアイテムや歯磨きの方法を見直すだけで汚れ除去率がアップします。
この記事では歯磨きのコツやおすすめアイテム、使う順番を解説しますので、興味がある方はぜひ最後までお読みください。
歯並びが悪い人に意識していただきたい歯磨きの4つのポイント
歯並びが悪い人が歯を磨くときは、以下の4つがポイントです。
- 歯ブラシを縦にする「縦磨き」も取り入れる
- 歯ブラシは小さめヘッドを使う
- 「タフトブラシ」などですき間の汚れもしっかり磨く
- 歯ブラシのかたさは「柔らかめ」or「普通」がおすすめ
それぞれについて、順番に解説します。
1.歯ブラシを縦にする「縦磨き」も取り入れる
歯並びが悪い方は、毎日の歯磨きでぜひ縦磨きを取り入れてください。
歯ブラシは通常横に寝かせて持ち、ブラシを歯にあてて左右に磨く横磨きが一般的です。
一方で縦磨きは歯ブラシを縦に持ち、歯に対して歯ブラシを上下に磨きます。
歯並びが悪い部分は歯が外に出たり奥に引っ込んだりしており、横磨きだけでは歯の表面に磨き残しがたくさん出ます。
縦磨きで歯の表面・側面・裏面を一面ずつ順番に磨くようにすると、磨き残しの防止が期待できるのです。
隣り合う歯と歯の間も、縦磨きで歯ブラシの先を入れ込むように意識して磨くとより除去率が上がるのでおすすめです。
2.歯ブラシは小さめヘッドを使う
歯並びが悪い方は、小さめヘッドの歯ブラシがおすすめです。
「歯に当たる面積が大きくて良く磨けそう」とヘッドの大きい歯ブラシを選ぶ方もいらっしゃいますが、小回りが利かず歯のすき間にブラシが当たりにくいため、歯並びが悪い方には向いていません。
小さめヘッドの歯ブラシは角度を調整しやすく、1つ前でご紹介した「縦磨き」も行いやすくおすすめです。
歯ブラシは種類が多く、自分で選びにくいという方も多いものです。
歯医者さんによっては歯並びに合わせたカーブや毛の密度が高いものをおすすめしてくれるので、歯医者さんに行った際にはぜひ相談してみてください。
3.「タフトブラシ」などですき間の汚れもしっかり磨く
1つの毛束でできているタフトブラシは、歯並びが悪い方にとてもおすすめです。
ヘッドがとても小さく、通常の歯ブラシでは届きにくい歯のすき間にもピンポイントで当てることができます。
使い方は簡単で、歯と歯のすき間や凸凹した部分に毛先を当て、小刻みに動かすだけです。
通常の歯ブラシでは届かない、奥歯の歯間や歯並びが悪く、すき間が大きい所で大活躍してくれます。
タフトブラシを使う順番は歯ブラシの前がおすすめですが、歯磨き粉を付ける必要はありません。
後ほどタフトブラシを使う際の歯磨きの順番も解説しますので、ぜひ参考になさってください。
4.歯ブラシのかたさは「柔らかめ」or「普通」がおすすめ
歯ブラシのかたさは、各メーカーでかため・柔らかめ・普通の3種類展開されていることが多いですが、おすすめは柔らかめor普通です。
柔らかめの歯ブラシなら、歯茎を傷つけずに優しく磨くことができるメリットがあります。
いっぽう、柔らかめの歯ブラシは毛がよくしなるので、汚れの除去率が下がるというデメリットがあります。
歯垢が溜まっている人や溜まりやすい人は、柔らかめよりも普通のかたさの歯ブラシの方がおすすめです。
歯ブラシのかたさは柔らかめ・普通のどちらかでなければいけない、ということはありません。
ご自分の歯の状態や好みに合わせて、自由に選んでください。
歯並びが悪い人は電動歯ブラシを使うべき?避けるべき?
最近は電動歯ブラシを使う方が増えています。
「歯並びが悪い場合は電動歯ブラシを使った方が良いのかな?」と悩む方も多いようですが、電動歯ブラシの特性や使い方を理解していれば、どちらでも構いません。
電動歯ブラシはメリット・デメリット両方があり、歯医者さんによっても考え方が違います。
そのため、歯並びが悪い=電動が良い・手磨きが良いとは言い切れません。
電動歯ブラシを使うなら、ブラシが円状になった回転式が歯垢をしっかり落としてくれるのでおすすめです。
電動歯ブラシは通常の歯ブラシと形状が違い、歯の裏面や奥歯にもよく届くよう設計されています。
しかし力が強いため、歯周病などで歯がグラつくなど不安定な方にはあまりおすすめしません。
詳細は、電動歯ブラシのメリット・デメリットは?電動歯ブラシが向いている人・向いていない人も紹介 で解説しておりますので、ぜひご参照ください。
歯並びが悪い方は「歯ブラシ+α」でデンタルケアを
電動歯ブラシ・手磨きどちらでも構いませんが、特に歯並びが悪い方はブラッシング(=歯ブラシ)のみのケアはおすすめしません。
ブラシが当たらない部分がどうしても出てくるので、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどを組み合わせ、歯のすき間をしっかり磨くことが大切です。
タフトブラシを使うときの歯磨きの順番とは?
歯ブラシ以外のケアアイテムを初めて使うとき、その順番に戸惑う方は多いものです。
歯医者さんによっておすすめの順番が違うこともありますが、オカムラでは以下の順番をおすすめしています。
- デンタルフロスor歯間ブラシ
- タフトブラシ
- 歯ブラシ
それぞれについて、順番に解説いたします。
1.デンタルフロスor歯間ブラシ
歯磨きの最初は、デンタルフロスや歯間ブラシで歯のすき間の汚れを掻き出すのがおすすめです。
最初にフロスをおすすめする根拠は、アメリカの歯周病学会誌において「デンタルフロスは歯磨きの前に行うことが最も効果的に歯垢を除去する理想的な順序である」という研究結果が報告されているためです。
最初に歯のすき間の細かい部分の汚れを取ってから、歯磨き粉を付けた歯ブラシで磨きます。
こうすると、歯磨き粉の有効成分やフッ素を歯の隅々まで行き渡らせることができるのです。
2.タフトブラシ
タフトブラシはフロスや歯間ブラシと同じく、歯のすき間の汚れを除去するために使います。
そのため、歯ブラシよりも前に使うのがおすすめです。
タフトブラシは、通常の歯ブラシでは届きにくい部分や奥歯のさらに奥の部分、歯茎の境目や歯の裏側といった部分を中心に磨いてください。
3.歯ブラシ
デンタルフロスやタフトブラシで歯間の汚れを除去したら、歯磨き粉を付けた歯ブラシで歯全体を磨きます。
歯間の汚れがしっかり落ちていれば、歯磨き粉の成分がしっかり行き渡ります。
上記が、デンタルフロスやタフトブラシを使うときのおすすめの順番です。
ぜひ毎日のデンタルケアの参考になさってください。
歯並びが悪い人が虫歯や口内トラブルを防ぐための2つのコツ
歯並びが悪い人が虫歯や口内トラブルを防ぐコツとして、以下2点が挙げられます。
- 毎日のセルフケア+歯科医院に定期的に通う
- 「プラークチェッカー」で磨き残しのクセを見つける
それぞれについて、順番に解説します。
毎日のセルフケア+歯科医院に定期的に通う
歯並びが悪いと、毎日の歯磨きに力を入れていても、セルフケアだけで口内を綺麗な状態に保つことは難しいものです。
そのため、定期的に歯医者さんを受診して歯垢や歯石の除去を行うことをおすすめします。
歯医者さんに通う頻度は一般的に3カ月に1回程度ですが、歯並びが悪いなど虫歯リスクの高い方は1か月に1回の頻度が目安です。
歯医者さんに行くと、汚れが溜まりやすい部分を教えてもらったりブラッシングの指導を受けたりできます。
毎日のセルフケアの質が上がるので、よりお口のトラブルを防ぎやすくなるのでおすすめです。
「プラークチェッカー」で磨き残しのクセを見つける
歯並びが悪い方は、歯のすき間で歯ブラシが届きにくい場所など、磨き残しにクセがあるものです。
そのクセを知っておけば、歯磨きの際気を付けることができます。
プラークチェッカーは歯の汚れを染め出す液体で、自分の磨き残しのクセを発見できるアイテムです。
歯医者さんで使ったことがある方もいらっしゃると思いますが、「プラークチェッカー」で検索すれば個人でも簡単に手に入ります。
プラークチェッカーは液状・ジェル状・錠剤の3種類があり、それぞれ使い方は簡単です。
汚れが残った部分は赤く染め出されるので、歯ブラシやタフトブラシでその部分を磨きます。
何度かプラークチェッカーを行えば、赤く染め出されるポイントがわかるはずです。
その部分は日ごろから磨き残しが多いので、毎日の歯磨きやフロスで重点的に行いましょう。
プラークチェッカーの種類や使い方について、プラークチェッカーの正しい使い方を知っていますか?種類や注意点を解説します で解説しておりますので、ぜひご参照ください。
歯並びが悪い人にもおすすめ!オカムラのデンタルフロス「FLOWERI(ふわり)」
- 防弾チョッキにも使われる強化繊維で、歯並びが悪い部分でも切れにくい
- ふわふわとした糸でフロスに慣れていない人でも使いやすい
- 抗菌成分クロルヘキシジンとフッ素配合でデンタルケアをサポート
歯並びが悪い部分はすき間が多く、デンタルケアではフロスが欠かせません。
オカムラのデンタルフロス「FLOWERI(ふわり)」は、フロス初心者の方も使いやすいように、強靭な糸を極限まで細くして束ねたフロスです。
花びらを意識した可愛らしいパッケージで女性も使いやすく、自立するパッケージなのでそのまま洗面所や会社に置いていただけます。
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まとめ
歯並びが悪い方に歯磨きについて、歯ブラシの選び方やポイントを解説しました。
この記事をまとめます。
- 歯並びが悪い人は、小さめの歯ブラシで縦磨きがおすすめ
- 電動ブラシを使っても問題ないが、優しい力を意識してフロスなども併用する
- 定期的に歯医者さんを受診して、歯垢・歯石を除去したり歯磨きの指導を受けたりする
歯並びが悪いと食べかすが歯に詰まりやすく、歯垢が溜まりやすくなります。
毎日のセルフケアを見直すだけで歯垢除去率はアップしますので、ぜひ今回の記事を参考になさってください。
OKAMURAでは歯ブラシやデンタルフロスなどのケアアイテムを販売しております。
興味がある方はぜひOKAMURAのデンタルケアアイテムをチェックしてみてください。