2024/02/27
「親知らずにいつの間にか虫歯ができていた」
「親知らずの磨き残しが気になる。正しい磨き方を知りたい」
とお悩みの方へ。
歯の一番奥にある親知らずはうっかり磨き残しがあることも多く、歯磨きの時に意識したい部分の1つです。
ほかの歯よりも虫歯になる確率が高く、「気づけば虫歯ができていた」とショックを受けている方も多いようです。
この記事では、生え方ごとの親知らずの正しい磨き方や虫歯リスクについて解説します。
親知らずに虫歯ができた方、虫歯をしっかり予防したい方はぜひ最後までお読みください。
親知らずの正しい磨き方
親知らずの歯周病・虫歯トラブルを防ぐために1番大事なことは、正しく歯を磨くことです。
どのような生え方であっても、歯ブラシやデンタルケアグッズを組み合わせ、他の歯と同じく丁寧にブラッシングしなければなりません。
ここでは、親知らずを正しく磨くために以下のことをご紹介します。
- 親知らずに使いたいデンタルケアグッズ
- 親知らずが横向き・斜め・低く生えている場合の磨き方
- 歯肉が親知らずの一部に被っている場合の磨き方
それぞれについて、順番に解説します。
親知らずに使いたいデンタルケアグッズ2選
親知らずのように奥にある歯は、小回りが利く以下のようなデンタルケアグッズの活用がおすすめです。
- ヘッドが小さめの歯ブラシ
- タフトブラシ
親知らずのように狭い部分の歯を磨く場合、通常のヘッドの大きさの歯ブラシでは奥まで届きません。
ヘッドが小さい歯ブラシを使い、さまざまな角度から磨くことがポイントです。
また、毛束が1つになったタフトブラシも親知らずのお手入れに向いています。
通常の歯ブラシで届きにくい部分に届くよう工夫されたタフトブラシは、親知らずの隙間など細かい部分に最適です。
歯の隙間のケアといえばフロスが定番で、まっすぐ生えている親知らずの歯間ならY字フロスが比較的向いています。
しかし、親知らずの生え方や歯肉の被り具合によっては汚れが取れません。
フロスやタフトブラシを使っても奥まで届かない……という場合は、安全面からも覚悟を決めて受診して、抜歯することをおすすめします。
親知らずが横向き・斜め・低く生えている場合の磨き方
親知らずが横や斜めに生えたり手前の歯より低く生えたりしている場合、以下のポイントを押さえて磨きましょう。
- 大きく口を開けすぎない
- 斜め45度の方向で歯ブラシを入れ、小刻みに動かしながら親知らずを磨く
- 手前の歯の後ろ側も汚れが溜まりやすいのでしっかりブラッシングする
大きく口を開けてしまうと、歯ブラシを奥に入れるスペースが狭くなってしまいます。
そのため、口をあまり開けずに斜めから歯ブラシを入れ、小刻みに動かすことが大事です。
強い力でゴシゴシと磨くと、歯ブラシのヘッドで歯肉などを傷める可能性があるので注意してください。
ヘッドが小さい歯ブラシでも磨きにくい場合は、タフトブラシを使いましょう。
ヘッドがさらに小さいので親知らずまで届きやすく、えづきにくいのでおすすめです。
歯肉が親知らずの一部に被っている場合の磨き方
親知らずに歯肉が被っている場合もタフトブラシがおすすめです。
歯と歯肉の隙間部分にブラシに先を当て、小刻みに磨いて汚れを除去しましょう。
親知らずのケアで注意したいこと
親知らずは毎日のケアでつい見落としがちです。
想像以上に親知らずに歯ブラシの毛先が届いていないことが多いので、毎日ケアしていても腫れや痛みが出てくることがあります。
その際は、やはり歯科で受診するのが最適です。
しっかり磨こうとするとつい力を入れてゴシゴシと歯を磨いてしまいますが、ダメージを与える原因になるので避けてください。
毎日のケアでは、角度と力の入れ具合に注意して、細かく丁寧に磨くことが大切です。
親知らずがきちんと磨けているか確認する方法
親知らずが磨けているかどうか確認するためには、まず歯の表面を舌で触り、ザラつきがないか確認しましょう。
鏡で見て確認する方法が一番簡単ですが、上あごの親知らずは見えにくいのでおすすめしません。
磨き残しをよりしっかり確認したい場合は、「プラークチェッカー」がおすすめです。
歯医者さんでも使われるプラークチェッカーは市販されており、磨き残し部分をピンクなどで着色してくれます。
親知らずはなぜ虫歯になりやすいのか?
親知らずはほかの歯と違い、10代後半~20代後半で生えてくることが多い歯です。
昔は平均寿命が短く、親が亡くなった後に生えてくることが多かったのが「親知らず」という名前の由来といわれています。
そんな親知らずですから、親が歯磨きをしてくれていた子ども時代に磨き方を教わることも多くありません。
大人になってから生えてきて、さらに斜めや横からなど変わった生え方をするのが親知らずの厄介なところです。
親知らずが虫歯になる確率は他の歯より最大1.8倍高い
最近の論文では、親知らずが虫歯になる確率は年齢によるものの、他の歯よりも24~80%も虫歯リスクが高いといわれています。
歯の中でも1番奥に生える親知らずは、想像以上に歯ブラシが届いていない場合が多く、汚れがびっしりと溜まりやすいのです。
磨けていない汚れが蓄積することで歯石が付きやすく、虫歯や歯周病を起こすリスクも高くなっています。
また現代ではアゴの小さい方が多く歯列に十分なスペースがないことから、隣の歯と重なった位置や横から生えてくる親知らずが多いのです。
上記が、「親知らずは虫歯になりやすい」と言われる理由となります。
歯科では親知らずの抜歯を勧められるケースが多い
親知らずがほかの歯と大きく違う点は、早期に抜歯を勧められる点です。
「親知らずに虫歯があると思うけれど、抜歯が嫌だ」と受診をためらっている方も多いのではないでしょうか。
10~20代で生えてくる人が多い親知らずは、20代前半までに抜歯することを勧める歯科医師も多いものです。
歯科医師が親知らずの抜歯を勧める理由は、そのトラブルの多さが大きな要因です。
特に横向きに生える親知らずは隣の歯を押し付けて生える状態となり、頭痛や歯の痛みにつながる可能性があります。
まっすぐに生えていないと磨き残しが多く、歯茎が腫れたり虫歯になったりというリスクを否定できません。
そのため、トラブルを防ぐためにも多くの歯科では親知らずの温存は難しい=抜歯するという判断が多いのです。
しかし以下の場合は抜歯しなくてもOKと判断される可能性があります。
- 正しい歯磨きで口腔内を清潔に保てている
- 親知らずがまっすぐ生えており虫歯や歯肉炎、歯周病にかかっていない
上記は一般的な見解で、最終的には診察にあたった歯科医師の判断となります。
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- ヘッドが小さくお口の奥まで磨きやすい
- ヘッドがしなる高級樹脂で圧を分散。歯肉を必要以上に傷つけない
- 平切りスパイラル毛入りの植毛で歯の側面もしっかり磨ける
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ヘッドが小さくお口の奥まで入れやすいので、親知らずはもちろん女性などお口が小さい方、出血などで歯の痛みを感じやすい方にもおすすめです。
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まとめ
親知らずの正しい磨き方についてご紹介しました。
この記事をまとめます。
- 親知らずを磨くときはヘッドの小さい歯ブラシやタフトブラシがおすすめ
- 親知らずはほかの歯よりも虫歯リスクが24~80%も高い
- 横や斜めから生えた親知らずはケアが難しく、抜歯となるケースが多い
成長してから生えてくる親知らずは、知らない間に虫歯になるケースが多いものです。
抜歯しないためには、毎日丁寧かつ正しいケアを続け、虫歯を防がなければなりません。
ぜひ今回の記事を、毎日のデンタルケアにお役立てください。
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