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2025.08.26
COLUMN

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

「毎日歯を磨いているのに、歯医者さんに磨き残しが多いと言われた」
「寝る前に歯を磨いたのに、朝起きると歯がザラザラしている」

とお悩みではありませんか?

毎日歯磨きをしていても、磨き残しをゼロにすることはできません。
しかし今の歯磨き方法を見直すだけで、磨き残しを大きく減らすことはできます。

今回は磨き残しに悩んでいる方に向けて、磨き残しの原因や効率よく除去する方法を解説します。

歯ブラシだけで念入りに磨いても磨き残しは「40%」もある

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

歯ブラシだけで念入りに歯を磨いても、磨き残しは約40%もあるといわれています。
毎日時間に追われてパパッと適当に歯を磨いているなら、磨き残しは40%以上あるでしょう。

セルフケアで磨き残しを0%にすることは難しく、歯周病や虫歯になりにくく理想的と言われている磨き残し率は20%以下です。

歯ブラシだけだとどれだけ頑張っても磨き残しは40%ありますから、歯ブラシだけでデンタルケアを行っている方の大半は、磨き残しが多いということになります。

磨き残しができる原因は大きく分けて3つある

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

毎日しっかり歯を磨いているつもりなのに、なぜ磨き残しが多くなってしまうのでしょうか。

主な原因として、以下の3つが考えられます。

  1. 歯磨きのクセによるもの
  2. 歯磨き時間が短すぎる
  3. 歯ブラシが口のサイズに合っていない

それぞれについて、順番に解説します。

1.歯磨きのクセによるもの

毎日の歯磨きでは無意識のうちにクセができ、いつも同じところばかり磨きがちです。
そのため歯ブラシを適切な部分に当てられず、磨き残しが増えてしまいます。

特に歯の裏側奥の部分は歯ブラシが当たっていない部分が多く、磨き残しが多い場所です。

2.歯磨き時間が短すぎる

歯磨きの時間が短すぎると、磨き残しは多くなります。
毎回の歯磨きが1分に満たない方は、平均よりも磨き残しが多いかもしれません。

「歯磨きが面倒だから、強めにゴシゴシと磨いてパッと済ませている」という方も要注意です。
歯や歯茎が傷つく一方で、歯間や奥歯、歯の裏に多くの磨き残しがあるかもしれません。

3.歯ブラシが口のサイズに合っていない

自分の口のサイズに合っていない大きい歯ブラシは、奥歯や歯の裏側といった狭い部分に届きません。
どれだけ丁寧に歯磨きしても狭い部分に毛先が当たらないので、磨き残しが発生する大きな原因となっています。

磨き残しが多い方は、1~3で思い当たる節がないか振り返ってみましょう。

磨き残しを減らそう!磨き残しが多い4つの場所とそのケア方法

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

歯磨きで磨き残しやすい場所はいくつかあり、その部分のケアを見直すとよりしっかりとデンタルケアができます。

磨き残しが多い以下4つの場所と、そのケア方法について解説します。

  1. 歯間
  2. 奥歯
  3. 歯と歯茎(歯肉)の境目
  4. 前歯の裏側

1.歯間

歯間は歯ブラシの毛が届きにくく、特に歯垢(プラーク)が残りやすい場所です。
歯ブラシで磨くときは、毛先を歯間に入れ込むように意識して、歯ブラシを小刻みに動かすのがポイントです。

また奥歯の歯間など狭い隙間は歯ブラシだけでは届かないので、フロス歯間ブラシも併用することをおすすめします。

2.奥歯

奥歯は鏡でも歯の表面が見えない上に、歯ブラシが届きにくい位置にあり、全体的に磨き残しが発生しやすい場所です。

奥歯の頬側を磨くときは口を大きく開けるため、頬が引っ張られて空間が狭くなり、歯ブラシが奥まで届きにくくなります。

そのため、口を少し閉じ気味にすることで磨きやすくなります。

奥歯の舌側を磨く際は、前歯の中央付近から歯の並びと並行になるように歯ブラシを入れると磨きやすくなるのでおすすめです。

奥歯の嚙み合わせ部分は、毛先を歯のくぼみに当てることを意識しながら歯ブラシを小刻みに動かしましょう。

3.歯と歯茎(歯肉)の境目

歯と歯茎(歯肉)の境目には「歯周ポケット」という溝があり、歯垢(プラーク)が溜まりやすく磨き残しが発生しやすいです。

歯と歯茎(歯肉)の境目を磨くときは、歯ブラシを斜め45度の角度で当てて、歯周ポケットの奥まで歯ブラシの毛先が届くようにしましょう。

汚れを掻き出すように、小刻みに動かすのがポイントです。

特に歯茎は強い力で歯ブラシを当てると傷つけてしまいますので、なるべく軽い力で磨くようにしてください。

4.前歯の裏側

前歯の裏側は凹みやカーブがあり、意識せずに磨くと歯ブラシがしっかり当たりません。
また下の前歯の裏側には唾液の分泌腺があり、歯石がとてもつきやすい場所なので丁寧に磨く必要があります。

前歯の裏側を磨く時は、歯ブラシを縦にして毛先を歯の裏にしっかりと押し当て、上下に動かすのがポイントです。

舌の前歯の裏側は、「かかと」と呼ばれる歯ブラシの下部分を使い、毛先で汚れを外に掻き出すようにするとしっかり磨けます。

やっていませんか?実は意味がないお口のケア方法2選

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

「歯磨きを頑張っているのに磨き残しが多い」という方は、ケア方法を間違っているかもしれません。

実は意味がないお口のケア方法として、以下2つを解説します。

  • 長時間歯を磨く
  • “なんとなく”電動歯ブラシを使う

長時間歯を磨く

歯磨きにある程度時間をかけることは大事ですが、「時間をかければ歯をきれいに磨けている」というわけでもありません。

歯磨きで意識したいのは、かける時間よりも、歯ブラシの当て方や順番といった磨き方です。

歯ブラシを適当に動かせば良いわけではなく、磨く順番を決めて丁寧に磨き、1回あたり2~3分を目安に歯磨きしましょう。

“なんとなく”電動歯ブラシを使う

電動歯ブラシは、人間の腕ではできない振動で歯を磨くことができます。
しかし「機械にまかせれば大丈夫」と、適当に使っている方も少なくありません。

電動歯ブラシも、普通の歯ブラシと同じく正しい角度・当て方をしなければ歯磨きの効果は薄いです。
また歯間など細かい部分は電動歯ブラシでも届かないので、フロスなどを併用してください。

電動歯ブラシの使い方や注意点について、電動歯ブラシのメリット・デメリットは?電動歯ブラシが向いている人・向いていない人も紹介 で解説しておりますのでぜひご参照ください。

磨き残しを自分でチェックする3つの方法

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

「自分のお口はどれくらい磨き残しがあるのだろうか」と気になったことはありませんか?

磨き残しは、以下の方法で自分でチェックすることができます。
すぐできる簡単な方法もありますので、順番に解説します。

  • 歯磨き後に舌で歯の表面を触る
  • プラークチェッカーを使ってみる
  • 歯医者さんでの定期検診

歯磨き後に舌で歯の表面を触る

磨き残しをチェックする1番簡単な方法は、歯を磨いた後に舌で歯の表面を触り、ザラつきがないか確認する方法です。

きちんと歯垢が落ちていれば、歯の表面はツルツルしています。

プラークチェッカーを使ってみる

磨き残しのチェック方法として有名なのは、プラークチェッカー(染め出し液)で磨き残しを可視化する方法です。

歯の汚れを染め出すことができ、一目で磨き残しや磨き方のクセ・弱点を把握することができるので、毎日の歯磨きの精度をグッと高めることができます。

液状のプラークチェッカーが良く知られていますが、錠剤やジェルといった種類もあります。

プラークチェッカーについて、プラークチェッカーの正しい使い方を知っていますか?種類や注意点を解説します で詳しく解説しておりますのでぜひご参照ください。

歯医者さんでの定期検診

歯医者さんの定期検診では、磨き残しをチェックしてもらい具体的にアドバイスしてもらうことができます。

正しい歯磨き方法やあなたのお口を実際に見て磨き残しを防ぐコツを教えてもらえるので、ぜひ歯医者さんに聞いてみましょう。

毎日のケアに!フロスや歯間ブラシで磨き残しを減らせます

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

磨き残しを減らしたいなら、毎日のデンタルケアは歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを併用してください。

歯ブラシだけだと磨き残しは40%ほどですが、フロスや歯間ブラシを併用すると20%まで減らすことができます。

磨き残しを20%まで減らすことができれば、歯周病や虫歯を予防するのに理想的な状態です。

磨き残しを減らしたい方へ!オカムラのデンタルケアアイテム2選

最後に、磨き残しを減らしたい方にぜひおすすめしたい、オカムラの歯ブラシとフロスをご紹介します。

1.デザイン性×機能性の歯ブラシ「COLORPPO(カラッポ)」

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

  • 2種類の毛を組み合わせた設計で、歯の表面やすき間も心地よく磨ける
  • しなるネックでブラッシング圧が分散され、やさしい使い心地
  • 40種類のデザイン展開で毎日の歯磨きが楽しくなる

両テーパー毛×スパイラル毛の2種類の植毛を使い、歯の表面だけでなく磨きにくいすき間の歯垢もかきとります。

クリアハンドルは柔らかい高級樹脂を使用しており、ブラッシング圧を分散することで歯茎を傷めません。

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2.初心者さんも使いやすいデンタルフロス「FLOWERI(ふわり)」

歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します

  • 防弾チョッキにも使われる強化繊維で、歯並びが悪い部分でも切れにくい
  • ふわふわとした糸でフロスに慣れていない人でも使いやすい
  • 抗菌成分クロルヘキシジンとフッ素配合でデンタルケアをサポート

歯並びが悪い方はすき間が多く、デンタルケアにはフロスが欠かせません。

「FLOWERI(ふわり)」は名前の通りふわふわとした糸が特徴で、歯茎の当たりが優しくフロス初心者の方にもおすすめです。

防弾チョッキに使われる強化繊維で極細の繊維束を作っており、しっかり歯垢を絡め取ります。

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まとめ

磨き残しが多いとお悩みの方に向けて、歯ブラシで気を付けたい部分やおすすめのデンタルケアアイテムをご紹介しました。

この記事をまとめます。

  • 歯ブラシだけのセルフケアだと、丁寧に磨いても磨き残しは40%ほどある
  • 歯磨きのクセや短時間での歯磨き、大きすぎる歯ブラシは磨き残しの原因になる
  • 歯間や奥歯・歯と歯茎の境目・前歯の裏側は特に磨き残しに注意

歯を健康に保つためには、毎日のセルフケアでいかに磨き残しを減らすかがポイントです。
今回ご紹介した磨き方や気を付けたい場所を中心に、一度ご自身のデンタルケアを見直してみてください。

デンタルケアアイテムをアップデートしたいなら、ぜひOKAMURAのデンタルケアアイテムをチェックしてみてください。

磨き残しを作らない、毎日のデンタルケアに効果的なデンタルケアグッズを多数取り揃えております。

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