歯ブラシの選び方はこれで解決!避けたい歯ブラシの特徴も解説します

「自分に合った歯ブラシの選び方がわからない」
「今使っている歯ブラシが合ってるのかどうかわからない」
とお悩みですか?
販売されている歯ブラシの種類はたくさんあり、自分に合った歯ブラシがわからない!と悩んでいる人は少なくありません。
お口に合わない歯ブラシは歯磨きの効率を下げ、虫歯や口臭といったトラブルの原因になることもあります。
今回は歯ブラシの選び方について、チェックしたいポイントや避けた方がいい歯ブラシの特徴を解説します。
「自分に合った歯ブラシを見つけたい」と思っている方は、ぜひ最後までお読みください。
歯ブラシを選ぶとき必ずチェックしたい2つのポイント

歯ブラシを選ぶとき、まず以下2つのポイントは必ずチェックしてください。
- 毛のかたさ
- ヘッドの大きさ
それぞれについて、順番に解説します。
毛のかたさ
歯ブラシの毛のかたさは多くのメーカーでふつう・やわらかめ・かための3種類があり、それぞれ以下の特徴があります。
<歯ブラシの毛のかたさ>
| 毛のかたさ | 特徴 |
| ふつう | 一般的なかたさで効率よく汚れを落とせる |
| やわらかめ | 歯ぐきへのあたりがやさしい |
| かため | しっかりとした磨き心地で、爽快感がある |
歯ブラシの毛のかたさについて、「ふつう」は一般的なかたさで効率よく汚れを落とせるので、歯ぐきが健康な方は「ふつう」がおすすめです。
「やわらかめ」は歯ぐきが敏感な方や出血しやすい方に向いていますが、毛がしなりやすく歯垢を落とす力が弱いというデメリットがあります。
やわらかめの歯ブラシは丁寧に時間をかけて磨くことを意識して、歯ぐきの状態が改善したら、「ふつう」に戻すことをおすすめします。
「かため」の歯ブラシはしっかりとした磨き心地で、ブラッシング圧が弱い方・強い洗浄力やスッキリ感を求める方におすすめです。
しかし歯ぐきを傷つけたり歯ぐき下がりの原因になったりするリスクもあるので、歯ぐきに腫れや出血がある方は避けた方が安心です。
ヘッドの大きさ
歯ブラシのヘッドの大きさは小さめ・細め・幅広めの3種類が一般的で、それぞれ以下の特徴があります。
<歯ブラシのヘッドの大きさ>
| ヘッドの大きさ | 特徴 |
| 小さめ | 奥歯まで届きやすく、隅々まで丁寧に磨ける |
| 細め | 歯と歯ぐきの境目や狭い部分に毛先が届きやすい |
| 幅広め | 安定感があり、効率的に磨きたい方に向いている |
ヘッドの大きさについて、歯並びが悪いなどで歯のすき間が多い方は小さめがおすすめです。
幅広めは効率よく磨けますが歯間など細かい隙間は磨きにくいので、フロスや歯間ブラシを併用するとより良いでしょう。
歯ブラシを選ぶとき、必ずチェックしたいのは上記の2点です。
歯ブラシを買い替える際、ぜひ参考になさってください。
今の歯ブラシが合っているかチェックする4つのポイント

毎日使っている歯ブラシですが、「自分の口に合っているのかな?」と思うことはありませんか?
歯ブラシが合っているかどうかは、「毛のかたさ」と「歯ぐきの状態」を照らし合わせると良いです。
気になるときは、以下4つのポイントをチェックしてみてください。
- 磨いた後に歯ぐきから出血していないか?
- 歯ぐきに痛みや腫れを感じないか
- 歯垢がきちんと落ちているか
- 健康な歯ぐきの特徴に当てはまるか
それぞれについて、順番に解説します。
1.磨いた後に歯ぐきから出血していないか?
歯磨きの後、歯ぐきから出血したり炎症を起こしたりしていると、歯ブラシの毛がかたすぎる可能性があります。
出血や炎症が続くなら、歯ブラシの毛のかたさを「やわらかめ」に切り替えて様子を見てください。
2.歯ぐきに痛みや腫れを感じないか
歯ブラシを使ったとき、歯ぐきに強い刺激を感じる時は毛がかたすぎるかもしれません。
歯ぐきが敏感だったり炎症が起きていたりと健康でない状態なら、「やわらかめ」から試すと安心です。
3.歯垢がきちんと落ちているか
「やわらかめ」の毛の歯ブラシの毛は歯ぐきや歯に優しい一方で、歯垢除去力は弱めです。
汚れが落ちていないと感じる時は時間をかけて丁寧に磨くか、「ふつう」のかたさの歯ブラシに切り替えてみましょう。
磨き残しやすい場所や磨き残しをチェックする方法は、歯の磨き残しはなぜ起こる?原因と場所別のケア方法を解説します で解説しておりますのでぜひお読みください。
4.健康な歯ぐきの特徴に当てはまるか
今の歯ブラシを使い続けている状態で、健康な歯ぐきを保てているかチェックしましょう。
健康な歯ぐきの目安として、以下5つが挙げられます。
- 薄いピンク色で引き締まっている
- 歯と歯の間がシャープな三角形になっている
- 指で触ると弾力があり、歯にぴったり密着している
- 歯磨きで出血せず、歯周ポケットは1〜2mm程度の深さがある
- 表面に「スティップリング」と呼ばれる細かいツブツブ模様が見られる
上記のような歯ぐきは健康状態が良く、歯ブラシは「ふつう」のかたさでOKです。
避けた方が良い歯ブラシの特徴5点

歯ブラシの中には、避けた方が良いものもあります。
「今の歯ブラシが合っていない気がする」とお悩みの方は、以下の特徴がないかチェックしてみてください。
- ヘッドが大きすぎるもの
- ヘッドが厚い・奥行きが深いもの
- 毛が「かため」で毛先が太い・先端が丸くない
- 1か月以上使用している歯ブラシ
- 毛先の形状や植毛方式が自分のお口に合っていない歯ブラシ
それぞれについて、順番に解説します。
1.ヘッドが大きすぎるもの
ヘッドが大きい歯ブラシは効率的に見えますが、磨き残しが増える可能性があります。
特に奥歯の奥や歯間、歯並びが悪く凸凹が深い部分などは、しっかりと毛が届きません。
2.ヘッドが厚い・奥行きが深いもの
ヘッドが大きすぎる歯ブラシは、口を大きく開けられない方や口内が狭い方は扱いにくく不向きです。
歯ブラシを無理に動かすことで、歯ぐきを傷つける恐れがあります。
3.毛が「かため」で毛先が太い・先端が丸くない
歯ブラシの「かため」タイプはブラッシング圧が強すぎて、汚れを取る力は強いものの歯ぐきへの刺激が強く、あまりおすすめしません。
歯ぐきの摩耗や歯ぐき下がり(歯肉退縮)のリスクがあり、特に歯ぐきが弱い方や敏感な方には不向きです。
4.1か月以上使用している歯ブラシ
使用期間を過ぎた歯ブラシは毛先が広がることで洗浄力が落ち、歯間に入らなくなります。
毎日使っている歯ブラシは、「1カ月に1度は交換」することが推奨されています。
5.毛先の形状や植毛方式が自分のお口に合っていない歯ブラシ
歯間が狭い人にとって、太い毛のものやワイドタイプの植毛がされた歯ブラシは合っていません。
この場合、細かい形状の部位を磨くのに向いておらず、磨き残しが増えてしまいます。
上記が避けた方が良い歯ブラシの特徴です。
お使いの歯ブラシに当てはまる場合、買い替えをおすすめします。
おすすめの歯ブラシについて次で紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
高品質!オカムラのおすすめ歯ブラシ3選
「口」の健康にこだわり続けてきたオカムラでは、より良いオーラルケアができるようさまざまなデンタルケアを開発しています。
ここでは、おすすめの歯ブラシについて以下の3つをご紹介します。
- 10種類の豊富なデザインから選べる 「COLORPPO(カラッポ)」
- 機能性に特化した「OKAMURA DX(オカムラデラックス)」
- シンプルなデザインと機能性が魅力の「 Farbe(ファルベ)」
それぞれについて、順番にご紹介します。
10種類の豊富なデザインから選べる 「COLORPPO(カラッポ)」

- 10種類の豊富なデザインから選べ、洗面台を華やかに彩る
- 薄型・小さめヘッドで奥歯までしっかり磨ける
- しなるネックで歯ぐきを傷めにくい設計
カラフルなデザインと透明感あふれる質感が特徴の「COLORPPO(カラッポ)」は、両テーパー毛とスパイラル毛の2種植毛で、歯周ポケットや歯の表面の歯垢を効果的に除去します。
ハンドルには飽和ポリエステル樹脂を使用し、ネックがしなることでブラッシング圧を分散させ、歯ぐきの負担を軽減できます。
→「COLORPPO(カラッポ)」の商品ページをチェックしてみる
機能性に特化した「OKAMURA DX(オカムラデラックス)」

- 歯科衛生士×デザイナーが共同開発した実用派歯ブラシ
- 歯科衛生士が推奨する45度磨きができる八角形ラバーグリップを採用
- ヘッドの種類が豊富で自分に合った歯ブラシを選べる
「OKAMURA DX(オカムラデラックス)」はコンパクトな平切りタイプの毛を採用し、届きにくい奥歯の奥までスムーズに磨ける歯ブラシです。
八角形のラバーグリップは歯科衛生士が推奨する「ペングリップ」がしやすい形状で、力を入れずに自然な力で歯を磨けます。
→「OKAMURA DX(オカムラデラックス)」の商品ページをチェックしてみる
→「OKAMURA DX(オカムラデラックス)」の商品販売ページはこちら
シンプルなデザインと機能性が魅力の「 Farbe(ファルベ)」

- シンプル×大容量で毎日使いやすい
- 防弾チョッキにも使われる丈夫で切れにくい糸を採用
無駄を省いたシンプルなデザインと機能性を重視した「Farbe(ファルベ)」は、毎日のデンタルケアにおすすめです。
毛先は丸目加工を使用しており、歯ぐきを守りながら歯垢を効果的に除去することで、磨き残しを減らすことができます。
歯ブラシと併用がおすすめ!デンタルフロスと歯間ブラシの選び方

歯ブラシだけで念入りに歯を磨いても、磨き残しは40%あります。
しかしフロスや歯間ブラシを併用すると20%まで減らすことができ、デンタルケアに大変効果的です。
ここでは歯ブラシとぜひ併用していただきたいデンタルフロスと歯間ブラシについて、それぞれの選び方を解説します。
デンタルフロスは歯間が狭い方におすすめ

デンタルフロスは細い糸を使っており、特に若い世代の方や歯がぎっしり並び歯間が狭い方におすすめです。
フロスの糸はワックス付き・ワックスなし・ホルダー付きフロスとあり、それぞれ以下の特徴が挙げられます。
<デンタルフロスの選び方>
| フロスの種類 | 特徴・向いている方 |
| ワックス付きフロス | 糸がコーティングされていてすべりやすく、初心者やフロスが引っかかりやすい人におすすめ |
| ワックスなしフロス | 汚れのかき出し力が高い。慣れている人や清掃力を重視する人におすすめ |
| ホルダー付きフロス | 奥歯に使いやすく、手先が不器用な方や子どもにもおすすめ |
ホルダー付きフロスは「ピックタイプ」とも呼ばれ、手巻きの糸を切って指に絡めて……という作業が必要なく、サッと使える便利なアイテムです。
手巻きタイプよりコスパは悪くなりますが手間がかからず、初心者の方にも向いています。
選び方のポイント
デンタルフロスは、細い歯間でもスッとスムーズに入るものを選ぶことがポイントです。
無理に入れると歯ぐきを傷つけてしまうので、自分に合ったものを試して使い心地が良いフロスを使うことが大切です。
歯間ブラシは歯間が広い方におすすめ

前歯など歯間のすき間が広い部分や、全体的に歯のすき間が増える中高年層の方には歯間ブラシが向いています。
歯間ブラシはサイズが幅広く、どのメーカーもSS〜Lなどで展開されており、自分の歯間に合ったものを選ぶことがポイントです。
最適の目安は歯間に抵抗なく入るサイズで、大きすぎると歯ぐきを傷つけますし、小さいと汚れが落ちません。
歯間ブラシのサイズ選びに悩んだ時は、歯科衛生士さんに確認するのがベストです。
歯間ブラシは形状としてストレート型・L字型があり、素材はワイヤーとゴムの2種類があります。
それぞれの特徴を表にまとめます。
<歯間ブラシの形状>
| 形状 | 特徴 |
| ストレート型 | 前歯などまっすぐ入りやすい部分に便利。前歯の歯間が気になる人や初心者の方におすすめ |
| L字型 | 奥歯や歯の裏側など、直線で入れにくい部分に使いやすい。奥歯のすき間が気になる人におすすめ |
<歯間ブラシの素材>
| 素材 | 特徴 |
| ワイヤータイプ | 金属ワイヤーの芯で清掃力が高く、一般的に使われるタイプ。洗浄力重視の方におすすめ |
| ゴムタイプ | やわらかくて歯ぐきに優しい。洗浄力はやや劣るが、初心者や歯ぐきが敏感な人におすすめ |
最初は歯間ブラシのワイヤーや素材をいくつか試してみて、使い心地が良いものを選ぶようにしましょう。
デンタルフロスor歯間ブラシ?迷ったときの選び方
デンタルフロスと歯間ブラシ、どちらが自分に向いているか悩んだ時は、以下を参考になさってください。
<デンタルフロスと歯間ブラシの選び方>
| お悩み | おすすめのフロス・歯間ブラシ |
| 歯間が狭い方・フロス初心者 | ワックス付きフロス |
| 歯間が広い方・フロスに慣れている方 | ワックスなしフロス |
| 奥歯に届きにくい方・フロスを使い慣れていない方 | ホルダー付きフロス |
| 前歯のすき間に汚れが溜まりやすい方 | ストレート型の歯間ブラシ |
| 奥歯のすき間に汚れが溜まりやすい方 | L字型の歯間ブラシ |
| 広い歯間をしっかり磨きたい方 | ワイヤータイプの歯間ブラシ |
| 歯間が広く歯ぐきが敏感な方 | ゴムタイプの歯間ブラシ |
糸がコーティングされているワックス付きフロスは引っかかりにくく、フロス初心者さんにもおすすめです。
ワックスなしフロスは洗浄力が高いですが狭い歯間には入れにくく、歯間の汚れをしっかり落としたい方やある程度フロスに慣れた方におすすめです。
ホルダー付きフロスは持ち手つきで使いやすく、自分で糸を切ったり指に巻いたりする必要がありません。
奥歯にフロスを入れるのが苦手な方や手先が不器用な方、お子さんに向いています。
ストレート型の歯間ブラシは、前歯のすき間を磨くのに大変向いています。
L字型の歯間ブラシは奥歯の裏や奥に挿しこみやすく、食べかすが溜まりやすい方におすすめです。
しっかり歯間を磨きたい方はワイヤータイプの歯間ブラシで問題ありませんが、歯ぐきが敏感な方は、あたりが優しいゴムタイプを使うと良いでしょう。
まとめ
歯ブラシの選び方について、チェックしたいポイントや避けるべき特徴をご紹介しました。
この記事をまとめます。
- 歯ブラシを選ぶときは、毛のかたさやヘッドの大きさをチェックする
- 今の歯ブラシが合っているかどうかは、歯ぐきの状態をチェックすると良い
- 歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを併用して歯垢をしっかり除去する
歯ブラシは毎日使うものですから、合っていないものを使うとお口に悪い影響がでてしまいます。
「歯ブラシを見直したいな」と思ったら、ぜひ今回の記事を参考になさってください。
オカムラでは、オーラルケアに効果的なフロス・歯ブラシを開発しています。「もっとデンタルケアに力を入れたい」と思ったら、ぜひ一度オーラルケアアイテムをチェックしてみてください。



